第7回ガタレンジャーテーマ「2019年ガタレン調査のまっとめ!!」

第7回ガタレンジャー
テーマ「2019年ガタレン調査のまっとめ!!」

開催日時:11月日3日(日)13:000〜16:00
集合場所:和白公民館2F
参加者:小中学生5、高校生7、保護者1、スタッフ3=16人

〈プログラム〉
1/一番好きな干潟の生きもの自慢大会
宿題だった「一番好きな干潟の生き物」を全員にイラスト付きで発表してもらいました。ハクセンシオマネキが一番人気でしたね。他にはアカテガニ、トサカギンポ、クサフグ、ツバサゴカイ、ホヤ、シロチドリなど・・・。
そのまま、2グループに分かれて、みんなの名前と好きな生きものを覚えるアイスブレイクで盛り上がりました。

2/和白干潟クイズ10問
吉松さんが作ってくれた動画付きの楽しいクイズは、解答権のない吉松親子がMCになって進行しました。Tシャツやキーホルダーなどの賞品付きだったので、小学生と高校生の駆け引きがあってなかなか面白い展開でした。ダークホースは最年少の“カンタ君”でした。賞品を2つもゲットしました。このクイズは保存版にしていろんな場面で使いたいですね。

3/重松隊長と村田隊員による和白干潟のいろんなカニの解説
和白干潟の6回の調査でわかった、コメツキガニやアシハラガニ、ハクセンシオマネキなど、10種類のカニの外見的な特徴や、それぞれの環境に応じて生息している生態、砂や泥、石、アシ原などの生息環境を、パワポを使いながら質問を交えてわかりやすく説明してくれました。全てがガタレンジャーの体験に基づく解説なので、それぞれのカニを見つけた環境や、捕まえた時の感触も含めて一層理解が深まったのではないでしょうか。
マッツンから全員に、「デトリタスって何ですか?」という質問をしました。デトリタスや有機物は、ガタレンジャーの間ではよく言われる言葉ですが、言葉だけで覚えていると“食べる、食べられる”という命のつながりが見えてこないような気がしました。この質問にいろんな意見がありました。大事なことなので、もう一度おさらいしてみると生物多様性の意味がもう少しわかるかもしれませんね。

4/和白干潟の生きものマップ作り。
3の学習を生かして、全員で和白干潟のカニマップを作りました。これは、30×20mmくらいの小さな紙にカニのイラストと種名を描き、さらに紙の周りに環境に応じた色(砂=黄、泥=茶、アシ原=緑など)を塗ります。これに爪楊枝をくっつけて旗にして、大きな和白干潟のマップに立てていきます。みんなで相談しながら微妙な位置にこだわりながら立てていきました。これまでに調査をしたいろんな場面や環境がガタレンジャーのそれぞれに思い浮かんでいたのだと思います。さらに城東高校生たちが調査をした場所の泥を採取して、小さなキャップに入れてマップに加えました。泥の違いの説明は難しいことですが、採取している時に、カニの気持ちになって泥の硬さや細かさなどの違いを感じたと思います。まさにこの泥の違いを知ることが干潟のカニを考える上でとても重要なことなのです。
このマップづくりはとても具体的で有意義な試みでした。城東高校生物部の皆さんのセンスと努力に深く感謝します。

2019年のガタレンジャーは今回で終わりです。5月からカニの生態と環境をテーマに調査を6回しました。生き物と生息環境の関係を知る第一歩でした。来年はどんな体験ができるのでしょうか。
みなさんおつかれさまでした。

【寄せ書き】
・ラムサール条約登録/副島、村田
・ひひひひひひ×∞孫まで、今の和白干潟を!!/重松
・ガタR絵ンジャーをより活発にして、干潟の環境を良くしてラムサール条約登録を目指します。/村田
・ホヤだけを見る。 ホヤ first。/江島
・生きものが過ごしやすい環境。
・この多種多様な生きものが棲む和白干潟を今まで守り継いでくださった多くの方々に感謝して、私たち若い世代がまたこの干潟を、人々の憩いの場、学びの場として守っていきます。/フジイ
・No Club, No Life…/フジイ
・もっと認知が広まってほしい。/戸高
・大人と子供が一緒に学ぶ教育の場として、もっとたくさん人が来るようになってほしいです。そして、保全の活動をもっと広げ、伝承できるようにしたいです。/栗田
・いろいろな生きものが暮らせるように干潟をきれいにしてほしい。/川津とうま
・鳥の種類が増えてほしい。 鳥がもっと来てほしい。 酸欠じゃない干潟がいい。 いつもゴミが落ちていないようにしたい。 とてもきれいにしたい。 きれいになってほしい。/吉松
・今の干潟の現状は、生きものがいてもすむ場所が少ないので、すむ場所を増やして環境を良くしたいです。/山岡つよし
・干潟をきれいにしたい。/山岡かんた