2017 ガタレンジャー mission1 アシ原&ツバサゴカイ


日時:5月27日(土)14:00~17:00(干潮17:02/-5cm)・快晴
集合場所:和白干潟・海の広場 福岡市東区和白4丁目の海岸
調査場所/アシ原〜唐の原川河口
参加者/ガタレンジャー8名他、小学生4名、保護者7名、講師1名、スタッフ5名 計25名

・アシ原の奥の湿地帯とアシ原のカニの観察。
普段見ることのないアシ原奥部の池を観察し、海水と淡水が混ざり合う湿地  帯の重要性を説明しました。池ではオオカヤツリグサの群落を見たり、足元  に無数の大型のカニの巣穴があることを確認しました。アシハラガニを捕獲。

・干潟の泥をふるって生きものチェック。
15×15×15cmのコドラードを使って泥の中のウミニナ類の数をカウント。
最大67個をカウント、他にアサリやオキシジミ、ムロミウミナナフシや小さなゴカイ類、ヨコエビ類などを確認できました。

・唐の原川河口まで移動。
干潟を歩きながら、マメコブシガニやケフサイソガニ、イシガニなどを捕獲、アラムシロガイの採餌を観察したり、低潮域にタマシキゴカイの無数の卵隗やツメタガイの卵隗(砂茶碗)、コウイカの卵も確認できました。

・唐の原川河口でツバサゴカイを探す。
春の大潮で大きく潮が引いた時でないと見ることができないツバサゴカイを掘り出すことにチャレンジ。スコップや手掘りで4人がかりで10分ほどかかって棲管の中から慎重に取り出しました。25cmほどの白くて柔らかなゴカイです。一生巣から出ないことや摩訶不思議な体形に、参加者全員が干潟ワンダーランドを体感しました。

・調査のまとめ
調査に夢中で約1時間遅れのまとめでした。全員で観察した生き物の確認をしました。45種類の生きものと出会いました。その後、ガタレンジャーは感想を書いて発表をしました。

これらのデータや感想は、干潟の壁新聞づくりに活かされます。

見つけた生き物・植物
エリザハンミヨウ、マメコブシガニ、クロベンケイガニ、モクズガニ、アシハラガニ、ケフサイソガニ、コメツキガニ、ガザミ、クルマエビ、ヤドカリの仲間、ホソウミニナ、ウミニナ、アラムシロガイ、アサリ、オキシジミ、ミズクラゲ、アカクラゲ、タテジマイソギンチャク、ミズヒキゴカイ、イトゴカイ、チロリ、タマシキゴカイ、ツバサゴカイ、カンザシゴカイの仲間、ハゼの仲間、シロホヤ、ユウレイホヤ、ヒラムシ、フナムシ、コウイカの卵、アオサ、オゴノリ、アマモ、ミヤコドリ、ダイサギ、ハシボソガラス

和白干潟に隣接しているアシ原を歩きました。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
ツバサゴカイを捕まえました。 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

ガタレンジャー 1回目の感想

・ビックリしたこと ぼくは、はじめてだっぴしたばかりのおさがにを見ました。ぼくはかにのこうらは、かたいと思っていました。しかしだっぴしたばかりのかには、とてもやわらかかったです。ガタレンジャーでこんなけいけんができてよかった。

・去年よりたくさんの生き物に合えたのでよかった。ホヤ、アカクラゲ。

・ツバサゴカイを掘ることが苦労したけれども、出して、中を開いてみて、自分の知らないことがさまざまあり、そのことが楽しかった。

・ホヤ 少し沖の方にたくさん居た。形や手ざわりが不思議で、ホヤを抜くのがイモ堀裏のようでたのしかったので、たくさん抜いてしまった。中毒性がある。みんな貝についており、中には、とても大きな貝についているものも。ホヤ抜きのためだけに干潟に来ても面白いと思う。宝探しのようにホヤを探し、イモ堀のようにしてホヤを抜く。ホヤ抜きは広まればとても人気が出ると思う。しかし、多くの人が来るとホヤが無くなるので、僕は人に弘めない。一人でひっそり楽しもうと思う。

・ツバサゴカイ 長い時間をかけてほってとてもきれいなツバサゴカイをとることができました。巣の中に海水を入れるためのつばさがあり、この全体のフォルムがとてもきみょうでおもしろかったです。

・たくさん生物がいてよかったです。

・ヒラムシかわいい。たくさんの無脊椎動物にアドレナリンが大量に出ました。

・ツバサゴカイ、いかのたまご ツバサゴカイがこんな形だとは思いませんでした。ふしぎな生き物がいてたのしかったです。