第3回ガタレンジャー調査 五丁川周辺の観察会!何がいるかな!?

第3回ガタレンジャー調査
2018テーマ:生きものと環境の関係を学ぶ
日時:6月16日(土)14:00~17:30(干潮17:54/8cm)
集合場所:五丁川河口 福岡市東区塩浜3丁目
調査場所:五丁川河口干潟
参加者:ガタレンジャー8名、子供5、保護者6、スタッフ2/計21名

■五丁川河口
集合場所の五丁川河口で、アカクラゲやミズクラゲ、クサフグなどを観察。階段部分でウミニナやアマガイ、石積みでフタバカクガニやケフサイソガニ、泥っぽいところでハサミシャコエビを観察。人工的に高く盛り上げられた砂混じりの部分ではハクセンシオマネキも観察できました。
人工的に整備された環境ですが、多様な環境でその特徴的な生物を観察できたようです。

■干潟観察
干潟へ降りると、砂と泥が混ざった環境で、モンブランケーキのようなタマシキゴカイの糞が一面にありました。卵塊もたくさん確認しました。堤防のそばでカクベンケイガニ、流木に着いているアカニシの卵やコウイカの卵も見つけました。潮がさらに引くとツバサゴカイの棲管が見つかりました。掘り出しやすい棲管をみんなで協力して掘り出しました。ツバサゴカイの不思議な形と感触に参加者は一様に驚いていたようです。  他には、テッポウエビやマメコブシガニ、ツメタガイの卵塊(砂茶碗)、カンザシゴカイ、タテジマイソギンチャクなどを観察しました。

■生き物チェック
観察した生物は、アオサ、オゴノリなどの植物も含めると43種類でした。

■まとめ
 3回目の調査では、人工的に整備された河口部分と自然な干潟環境で調査しました。 調査の始まりでは潮があまり引いていなかったので観察できる範囲が限られていましたが、時間とともに干潟が干出し、ガタレンジャーの活動範囲も広がって、観察する生物の種類も増えていきました。
今回はまさに潮の動きを体感できた調査になったようです。